シャーブ・モハムド エイリア(Shaab Mahmoud)

アルテナティブ (The Alternatives)

オルタナティブは7つの珊瑚礁の根で構成されています。

そのうち、東側に位置するスティングレイ・ステーションは、この中でも一番大きなリーフです。このリーフの名は、春先(3〜5月)にここに集まる、ブルー スポット・スティングレイにちなんで付けられました。この場所は、南側(内側)から、北側(外側)まで穏やかな砂の斜面になっています。北側の斜面には大 きな根がいくつかあります。その中でも北側に位置する根には、沢山の珊瑚(特にソフトコーラル)がつき、キンギョハナダイやキンメモドキの群れが周りを埋 め尽くしています。更にこの根の外側に目を移すと、巨大なナポレオンが周りを回っています。

またスティングレイ・ステーションより東にある根の付近からエントリーして、西に向かって根を次から次へとドリフトダイビングをすることも可能です。エン トリー後の、色鮮やかな根は、中央にクラック(割れ目)があります。この中には、沢山の色鮮やかな紫色のソフトコーラルがあり、そこにはキンメモドキやセ ダカヤッコが住んでいて、この光景は一見の価値があります。さらに珊瑚の斜面上では、スレッドフィン・バタフライフィッシュ(紅海型、遂げチョウチョウウ オ)、エクスクイジット・バタフライフィッシュなどの紅海限定のチョウチョウウオをゆっくりと観察することができます。またこの辺りでは、イエローバン ド・フージィリア(固有種のタカサゴ)が群れを成して泳いでいます。

沈船ダンレイバン( DunRaven wreck)

ダンレイバンは、全長82mの蒸気エンジンを搭載した貨物船で、1876年にインド・ボンベイから、木材や香辛料、飾り瓶、食器などを積んで、イングラン ド・ニューキャッスルへの航海中に座礁したものです。 船体は、砂地の急斜面上に裏返しの状態で沈んでいて、船尾が水深約30m、船首が水深約15mです。

ここでのダイビングはドリフトダイビングとなります。沈船の真上よりエントリーし、ゆっくりと潜降して、沈船の船尾から中に入っていきます。内部は多くの 穴が開いているので、水中ライトがなくても十分な光が差し込んでいます。船内の中ほどでは、スチームエンジンが当初のまま確認できます。そこから船首に向 かっては、内部はほとんど崩れ落ちていますが、そこに出来た広い空間にはキンメモドキやマツカサが群れを成し、太陽の光をスポットライトのように浴び、神 秘的で美しい世界をつくっています。船首から沈船を抜けた後は、メインリーフ沿いをドリフトしていきます。水深20m付近では、大きなナポレオンがかなり の高確率で目撃できるはずです。

スモール・クラック(Small Crack)

スモールクラックは、シャルム・エル・シェイク近辺でも、特にコーラルの綺麗なポイントとして有名になっています。なぜなら、外洋と入り江をつなぐ小さな クラックでは、強い潮の流れが発生し、水中生物たちに豊富な栄養を運んでくれるからです。ダイビングは小型のゾディアックで行います。外洋に面した珊瑚礁 の北側からエントリーし、メインリーフを左に見ながら、クラックに向かって進んでいきます。水深5mほどのリーフ沿いにはテーブルコーラルガーデンが広 がっています。時期にもよりますが、レッドシー・ラクーンフィッシュ(固有種のチョウチョウウオ)が20匹ほどの群れを作っている様子を見ることができま す。また水深15m付近には大きなウミウチワもあり、クダゴンベを見つけることもできます。満潮時には、クラックに近づくにつれて、潮は入り江に向かって 強く流れ始めます。クラックの入り口から入り江にかけて水深は5mほどなので、浮力コントロールには十分注意が必要です。入り江にはぎっしりと珊瑚が敷き 詰められていて、太陽の光が反射して水中はとても明るくて綺麗です。また所々のくぼ地には、ミナミハタンポやバラクーダの幼魚の群れがたまっています。こ のクラックの入り口から入り江にかけては、まさに珊瑚の楽園といえるでしょう。